インドの小型マッピングドローン RYNO UAV

RYNO UAV – Survey-grade Micro Drone Product Launch
©2020 ideaForgeTechnology
目次

概要

インドのドローン開発メーカー ideaForge 社が開発した小型軽量のマッピングドローン RYNO UAV を紹介します。

 

RYNO UAV はシンプルなクアッドコプターであり、機体下部にはマッピングカメラを取り付ける構造になっています。

 

カーボンファイバーフレームで構成されたボディは軽量で強度に優れ、重量を2kg以下に抑えています。

 

RYNO UAV は同社によって最適化されたPPKモジュールが組み込まれ、カメラのイメージセンサーにAPS-Cを採用しています。

NETRA V4 UAV の機能

 ●基本能力 

最大離陸重量は2kg以下

 

プロペラを含んだ機体サイズは0.8m×0.8m

 

オペレーター操作の利便性のための自動離着陸機能(開けた25m×25mのエリアを推奨)

 

2,000回の着陸でも強度が保証される耐久性

 

IP53規格の防水性

 

飛行時の安全冗長性を高めるため複数のGPSを搭載

 

通信障害、バッテリー残量低下、バッテリー異常、風速限界、設定温度を超えた場合などの条件で自動帰還するフェイルセーフ機能を搭載

 

あらゆる使用を想定した運搬ケース

 飛行性能 

最大飛行時間は40分(マッピングペイロード、高度1,000m飛行時)

 

巡航速度は36km/h

 

運用高度は400m

 

最大上昇高度は3,000m

 

点灯・消灯が切り替えできる航空灯

 

無線最大通信範囲は4km(障害物・干渉のない場合の最大値)

 

動作温度範囲は-15℃から55℃

 フライトモード 

定義されたウェイポイント上での高度を維持したホバリング

 

ウェイポイントナビゲーションモード (事前入力されたウェイポイントおよび飛行中に調整可能なウェイポイントも選択可能)

 

ビデオ画面でオペレーターが操縦する遠隔操縦モード

 衛星測位アンテナ 

高精度なL1とL2の有効周波数帯のPPKに対応したGNSSグレード

 

IP53規格の防水性能で覆われたGNSS用アンテナ

 高度120mにおけるマッピング性能 

3cm以下の地上サンプリング距離

 

10cm以下のX,Y絶対精度

 

20cm以下のZ絶対精度

 

重ね合わせ範囲の80/60オーバーラップにおいて120mの高度で最小1㎢、80/60オーバーラップにおいて60mの高度で最小0.6㎢のエリアカバー範囲

 

拡張可能な64GBのオンボードストレージ

 アビオニクス  

飛行中のペイロードは水平方向に360°連続可動し、垂直方向に90°可動(マッピングは除く)

10倍の光学ズーム機能を持つHD(1280×720)昼光カメラ

 

320×240の解像度のサーマルカメラ(オプション)

 

640×480の解像度のサーマルカメラ(オプション)

 

標準的なマッピングペイロード(オプション)

 

20MPの写真測量用の高精度マッピングペイロード(オプション)

 

2種類のカメラを搭載するデュアルペイロード(オプション)

 

すべてのズーム倍率でビデオ出力を安定化させるジンバル

 

自動追尾する指向性アンテナを装備した自動追跡通信ボックス

 通信リンク機能  

GCS(地上管制ステーション)からUAVに制御コマンドを送信

 

テレメトリーデータをUAVからGCSに送信

 

128ビットAES暗号化によるUAVとGCSの安全なデジタル暗号通信

 

アプリケーションに応じ周波数帯域を2.4GHzか5GHzで選択可能

 GCS(地上管制ステーション)用ソフトウェアの機能  

飛行適正を確認するため、毎回の飛行前に完全なシステムチェックを行う適正確認機能

 

標高データを読み取り、山などの地形を回避する地形回避機能

 

オープンソースのマップを利用し、GPSの位置座標を入力すると地図を自動でダウンロードする機能

 

GIFF,TIFFなどのマップ形式およびシェープファイルのうち、少なくとも一つから提供される地理参照ラスターマップを統合する2Dマップ統合機能

 

SRTMおよびDTEDの標高データを統合する3Dマップ統合機能

 

マップ画面上の任意の場所に注釈をつけるフリーハンド機能

 

RPVモードにおけるカメラの水平回転(パン)と、機体高度のコントロールを操作するジョイスティックコントロール機能

 

自動離着陸、高度設定、ウェイポイントナビゲート、飛行中の飛行計画調整、RPVモードでビデオ確認しながらの半自律飛行などを行うユーザーコントロール

 

リアルタイムビデオにおいて、UAVの位置、軌道、ウェイポイント、飛行計画を含んだ地図、カメラビューポリゴン、UAVの姿勢を表示するGUI表示機能

 GCSのオプション機能  

マッピングのためにシーケンスに複数のポリゴンを追加するマルチポリゴンマッピング機能


推奨されるGCSコントローラー仕様
 

ラップトップおよびタブレット形式であること

 

最低10インチの画面サイズであること

 

予備バッテリーなしで最低でも2回の最大飛行時間に耐えるコントローラーのバッテリー容量を持つこと

 

IP65規格の防水・防塵性能を持つこと

 

あらゆる任務に対応するため、-15℃から55℃の動作温度範囲を持つこと

 DGCA(インド民間航空局)の法令遵守  

自律飛行停止システムまたは帰還オプション – 複数のフェイルセーフ機能の地着陸命令によって発動される帰還シーケンス

 

衝突防止用ストロボライト – UAV内蔵のナビゲーションライト

 

UINを刻印した耐火識別プレート – 耐火性のUINラベル

 

GNSSのための水平・垂直ポジションの固定 – 内蔵された2つのGNSS用モジュールによる冗長性

 

RFID および GSM SIM カード/NPNT 準拠の AP ベースのリアルタイム追跡 – GSMベースのGPSトラッカーを内蔵/NPNTに対応したアビオニクスを内蔵

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