時速110km/hで飛行するマッピングドローン eBee Ag

Introducing senseFly eBee AG
©2021 senseFly, an AgEagle company
目次

概要

カンザス州ウィチタに拠点を置くドローン企業 AgEagle が開発した固定翼マッピングドローン eBee AG を紹介します。

 

eBee AG は同社の開発したドローン eBeeシリーズの1つであり、広大な農場のマッピングや状況把握を行うために農業事業に最適化された機種です。

 

形状はシンプルな全翼形式で尾翼などはなく、機体後部に推進用のプロペラを1基取り付けた構造をしています。カメラは機体下部に取り付け、上空を飛行しつつデータ収集を行います。

 

翼端まで116cmの大きさがありますが、重量は1.6kgしかありません。

eBee AGの機能

 ●基本能力 

ポリプロピレン樹脂で製造されたボディにより1.6kgの軽量を実現、繰り返される胴体着陸の衝撃に耐えられる頑丈さ

 

RTK機能で測定精度を向上させ、最小で2.5cm(1インチ)の絶対精度を達成

 

分解して専用パックパックに収納するため、1人でも持ち運び可能で、手で持ったまま発進可能

 

以下の主要会社の農業管理ソフトウェアと互換性があるため、合理的な運用が可能
(PIX4Dmapper、PIX4Dfields、Agisoft、Esri Drone2Map、DroneDeploy、Trimble Ag Software、Granular、Climate FieldView、My John Deere Operations Center、AGCO Fuse、SMS、xarvio、Gamaya、Agremo、Inforow)

 

同社の統合カメラシステム Dute M を搭載し、フィルターで要素を検出、有効なDSM(デジタルサーフェスモデルの略、目標物の地表高さなどのデータ)の所得が可能

 

同社のドローン飛行制御ソフトウェア Emotion を搭載、高度に自動化されているためオペレーターの負担を軽減

 

シリーズ累計で50,000時間以上の飛行時間と100,000回以上の飛行を経験し、固定翼のドローンメーカー業界でもトップクラスの実績

 飛行性能 

標準バッテリーで45分の飛行時間、強化バッテリーで55分の飛行時間を発揮

 

強化バッテリーの使用で160ヘクタールの面積をマッピング可能

 

最大巡航速度は110km/h

 

無線通信範囲は3kmで、8kmまで延長可能

 

風耐性レベルは6相当

 

動作温度は-15℃から40℃

ほかの製品について

せっかくの機会なので、AgEagle社のほかのドローンを紹介します。

 

eBee X
より速く、90分の飛行時間を達成したマッピング用ドローン

 

eBee Geo
一般的な地図作成に最適化されたモデル

 

eBee TAC Government
軍による偵察や防衛機関向けの戦術モデル

 

eBee TAC Public
遭難救助用モデル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次